東急不動産株式会社(以下「東急不動産」)及び鹿島建設株式会社が開発し、当社のパートナーで株主でもあるソフトバンク株式会社(以下「ソフトバンク」)が入居するスマートビル「東京ポートシティ竹芝 オフィスタワー」が開業しました。当社は、さまざまなセンサーから収集・解析したデータをリアルタイムに活用できるアプリケーションの開発・実行プラットフォーム「Smart City Platform」を、当社が提供するEvent Driven Acrhitecture(以下「EDA」)を活用してソフトバンクが開発したことをお知らせします。「Smart City Platform」によって、竹芝エリアの活性化を実現するスマートシティの構築が加速されます。
「東京ポートシティ竹芝 オフィスタワー」では、「Smart City Platform」の活用により、各フロアや店舗、トイレの混雑状況、天気予報、交通状況、人流データなどをリアルタイムに可視化し、デジタルサイネージやオフィスワーカーのスマートフォンへ通知することで、ビルの利便性向上が実現されています。また、ビル管理者である東急不動産は、さまざまなセンサーから発生するストリームデータをリアルタイムに処理しアクションを実行することで、効率的なビル管理や警備を実現しています。
▼ソフトバンク株式会社 テクノロジーユニット モバイル技術統括 IT-OTイノベーション本部 本部長 丹波 廣寅氏のコメント
「IoTやAIの発展と新型コロナウイルス感染症の影響下において、膨大なデータを複合的かつリアルタイムに処理するニーズが増加傾向にあります。Vantiqの技術の活用により、リアルタイムアプリケーションを迅速に設計・開発・展開することが可能であり、スマートビル・スマートシティの更なる発展に取り組んでまいります」
▼Vantiq, Inc. CEO. マーティ・スプリンゼンのコメント
「より効率的、安全かつサステイナブルな職場環境を提供するためにはリアルタイムアプリケーションが必要不可欠でした。各種状況の可視化、同時多発的イベントの複合的処理、マンマシンコラボレーションといったリアルタイムアプリケーションの要件を迅速に開発・実行・展開できることがVantiqの特徴です」
Vantiqでは、多数のIoTデバイスのストリームデータを処理するリアルタイムアプリケーションをローコードかつアジャイル型で開発できるため、開発工数を大幅に削減し、また、運用時にも素早くチューニングすることが可能です。今後もスマートシティをはじめとしたリアルタイム性を必要とする複雑な課題の解決に取り組んでまいります。